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日本の台風被害で見たもの


今週はスイスでも日本の台風のニュースがTVやラジオで報道された。被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げたい。
日本では台風は毎年来るが、今年はその数が多く、強い台風が多かったようだ。今回の台風19号ハビキスは、50年に一度の大きさらしいが、これだけ技術も進んで安全対策も出来ていると思われた日本で、60名以上の死者が出ている。
自然の前にはなす術がないのか。
この台風では、雨が過ぎ天気が晴れた事で、避難所から自宅に戻る際に増水した川に流されてしまった人も多く、土砂災害もまだ危険な状態の地域もある。

こうした状況だと、スイスではほとんどの家庭で地下のシェルターが水に浸かってダメになってしまうどころか、緊急時の避難場所としている地下のシェルターに避難もできない。
日本では一般家庭に地下のシェルターはほとんど見られないが、地盤の低い地域では、やはり難しいのだろう。
川の氾濫を見て思うのは、各自治体での対応の差が出ている気もした。予算がなく、堤防の修復や増築が出来ないところもおそらくあったはずで、地域格差は否めない。
万全の対策をしても、それを上回る自然の脅威には勝てないことを感じた。

今回最も残念だったのは、ホームレスの人たちが、住民票がないという理由で、避難所の利用を拒否されたということ。記事を読んだ時は唖然とした。
心配してくれたスイス人の友人には、恥ずかしくてそんな事は話せないなと思ってしまった。
人の命よりも住民票が大事なのか、見殺しでいいのか、拒否した自治体に聞いて見たい。住民票がなければ存在しないのと同じ、パソコンのデータ上の処理と同じ感覚だったのだろうか。
台風被害により、社会構造の欠陥も露呈した日本だった気がする。