第18回カオマバザー2023 最終報告

第18回カオマバザー2023は、みなさまの熱いご支援によって最終収益が8,270フランとなりました。エイズ孤児2人の1年分の生活費と学費に使われる予定です。

現在のチェシーアホームの責任者Ms.リタから、何度もお礼のメッセージをいただいています。

Once more, a million thanks to you all. Rita

 2004年に、Zug の小さなパーティ会場で始まったこのバザーが、19年続きその間の送金総額は、139、197フランにもなりました。すべての命は尊いです。連日、権力者たちの狂気を目の当たりにして、私たち普通の人々の善意こそが正気なのだと思います。

 スイス中から駆けつけてくださる心強い常連のスタッフ、時間を見つけては来てくださる方、素晴らしい和食やコーヒーを素晴らしい数提供してくださったプロの方々、スイス中からご寄付下さる大量の古本や食器、音楽、演芸、和小物、家庭料理、皿洗い、販売、おりがみ、コーラス。ありとあらゆる才能のご寄付を飲み込んだバザーはさながらオーケストラのようでした。そしてそれを楽しみに来てくださる来場者の方々。たくさんのご寄付の応援。

 2022年の9月にホームの設立者シスターメアリー(84)は、母国アイルランドに帰られました。小さい子たちは村に預けられホームから食料援助を受けています。大きい子達は順次学校に送り込まれ、資格を得て自立し始めています。私たちが初めて学費援助をしたジョーは、学校の先生の職を得て、結婚して2児のパパです。

 ホームは、この数年で閉鎖される予定だそうです。エイズが死の病でなくなった今、私たちのカオマバザーもその使命を終えたと判断しました。

19年にわたる皆様のご厚情に、そして長年にわたるスイスワンダーネットさんのご協力に、この場をお借りして深く深く感謝いたします。

 ありがとうございました。

2023年12月 押川恵美Geis