スイス全土でも揺れを確認。地震(マグニチュード4.7)

震源地はフランス

9月10日の夕方17:58分頃に、スイス国内でも揺れを感じる地震が発生しました。震源地はスイスに近いフランスで、マグニチュードは4.7と発表されました。少し後に余震も確認されています。

自身もPCで作業中に揺れをはっきりと感じました。おそらくスイスでここまではっきりと地震の揺れを体感したのは初めてです。揺れとともに、少しゴーっという音もしたため、近所の車のエンジン音かと思いましたが、直感的に地震であると感じ、家族にも伝えましたが、「まさか?違うんでは?」という反応でしたが、ネットで見ると地震でした。

リビングで寝ていた我が家の愛犬も飛び起きて外に出たくらいですから、そこそこの揺れだったことがわかります。

スイスのネットニュースでは、やや大袈裟な表現

地震をあまり体験したことのないスイス人にとっては、かなりの衝撃だったと思います。ネットニュースでは、建物が崩れるかと思ったというコメントもありましたが、やや大袈裟でしょうか。

スイスのバーゼル近郊で大きな地震があったのは、1356年です。欧州でもかなり大きい地震でしたが、そんな昔のことは誰も覚えていませんし、当然実感もないでしょう。

スイスや欧州で大きな地震が起きた場合は、やはり建物の構造と鉄筋の細さが心配です。煉瓦造りの家や古い木造の家も存在します。何より、スイスに来て驚いたのが、工事現場で見た鉄筋の細さ。

地震大国の日本であれば、違法の細さでしょう。耐震偽造なんて事件もありましたが、多分それよりも細い鉄筋ではないでしょうか?大地震を想定して建物を造ってない場合が多いので、それはそれで、怖いなと思います。家としては、日本家屋よりも長持ちとされていますが、地震の揺れに強いかというと、それはまた別の問題だと思います。

地震ニュースに敏感なスイスのメディア

なぜかはわかりませんが、スイスのラジオやTVは、地震ニュースに敏感で、日本で起きた東日本大震災の余震でも報道されることがあります。スイスでニュースをやるくらいなら相当大きな地震かと思い、日本の家族に聞くと、「地震があったのを知らない」と返ってきたこともあります。特に東北、東日本では、大きめの余震に人々が慣れてしまったということもあるでしょう。

地震に燃料不足、更には地球温暖化とコロナパンデミックなど、我々の生活自体が一度リセットされそうで不安ですが、スイスでもこの冬はいつも以上の備えが必要になるかもしれません。