3月末まで延長:コロナ感染防止対策

オミクロン株の流行がピーク

現在若い人を中心に流行中のコロナ、オミクロン株。イギリスや南アフリカでは既に減ってきていると言う話も聞きます。スイスでは、昨日感染防止対策の延長が発表されました。
コロナ感染者の自主隔離期間は5日に短縮されましたが、基本的なことは変わりません。

レストランやスポーツジム、映画館などは、2Gのルールです。またホームオフィスの推奨やマスク着用などは、同様に続きます。

ワクチンおよび罹患証明書の期限短縮

スイス政府は、2022年1月31日からすべての接種証明書の有効期間を365日から270日に短縮するとしています。この証明書はEU圏内で引き続き有効ということです。罹患証明書の有効期限も270日となります。EU国に今年渡航される方は、期限切れにならないように注意が必要です。

Long Covid(コロナ後遺症)の研究

オミクロン株が、感染しても比較的軽症で済むケースも多く、あまり危険はないと言う見方があります。一方で、やはり危険だと警戒する人もいて、周囲でも少し意見が分かれているようです。
感染しても比較的軽症なのは、ワクチンを2回接種して、基礎疾患がない人が多いわけですが、この基礎疾患がある人は、注意が必要と言われます。しかし、基礎疾患にもよりますが、病気治療をしている人は、ただの風邪でも危険な場合があるわけで、当たり前のことを言っているだけのようにも聞こえます。

ただ、懸念されることとしては、感染し軽症で済んでも、コロナ後遺症になる可能性はあるわけで、これを気にしている方が多いように思います。すでにコロナの初年度に感染し、後遺症で未だ大変な思いをしている人がいます。
オミクロン株が軽症で済むなら、ブースターを打つよりもオミクロンに感染した方が楽ではないか?などと冗談半分に話す人もいますが、後遺症になった場合は取り返しがつきません。
この点については、怖いところではあります。それゆえ、スイス政府もコロナ後遺症についての研究に力をいれるようです。

あとは、オミクロン株をどの段階で季節性インフルエンザと同等のウィルスに指定するか?だとおもいますが、その目安がこの3月末までの感染防止対策にあるのかなと言う気もしています。

味覚障害の経験は、軽い風邪でもある

後遺症といえば、自身の経験ですが、コロナパンデミックの数年前に、軽い風邪をひきました。熱もなく、すぐ治ったのですが、その後から味覚がおかしくなったことがあります。
その期間実に1年ほどでした。徐々に良くなって行きましたが、匂いと味が本当にわからなくなり、医師にも相談しました。自然に戻る場合と、薬を使って治す場合とがありましたが、結局何もせず1年ほどで治りました。軽い鼻風邪程度でそんなことになるとは予想できませんでしたし、初めての経験でした。

また、別の時期にインフルエンザ治療薬も服用した経験がありますが、副作用が出て1ヶ月ほどは体調が崩れました。匂いや味覚もおかしかったです。

このようにインフルエンザは治っても、治療薬が合わなくて調子が悪くなることもあります。

自身の感染もですが、周囲のことも考え、十分に気をつけて判断をしなければならないなと改めて思います。