スイスでも初のコロナウィルス感染者

予想していた通り、スイスでも初の陽性感染者(イタリア語圏ティチーノ州で)

連日伝えられていた、イタリアのロンバルディア州でのコロナウィルス感染者及び死亡者のニュースですが、ついにスイスにも入ってきました。
感染者の男性は70歳で、イタリアミラノのイベントに参加して、帰ってきたあと発症したようです。
近隣のオーストリアとクロアチアでも感染者が出ています。

国境際での対応

スイスのティチーノ州では、国境を封鎖するかどうか検討していますが、イタリアから1日に越境で働きにくる人も数万人規模のなるため、難しいようです。
外国で感染したスイス人は、14日間隔離されることになるため、今後も増えて行けば、フランスやドイツの国境でも警戒が続くと思われます。

旅行代理店も対応に追われる

この時期にアジア方面の旅行を計画していたスイス人も多く、中国はもちろん、東南アジアでもキャンセルがあるそうです。
知人の大手旅行代理店に勤務している男性は、とにかく毎日、フライトのキャンセルと振り替えのフライトを探す毎日で、疲れているそうです。
そうなると、日本行きもどうなるかが焦点ですが、問題は日本に入国できても、スイスに戻れなくなる可能性があること。または同じ便で感染者が出れば、スイスに戻れても隔離されるため、生活に支障が出てきます。言葉の通じない海外での隔離よりは良いかも知れませんが、それを恐れてキャンセルする人もいるようです。

また、現在の中国のように、正式に欠航を発表している場合は、キャンセル変更料金はかからないことがほとんどです。しかし、その場合は、フライト自体の価格が上がる可能性もあるとのことです。フライトの変更料金も、安くはありませんし、差額を払わなければ行けませんので、痛い出費になることは間違いないでしょう。

日本の報道では、この1、2週間で日本国内の感染がさらに拡大するか、収束できるかの時期のようですので、ご旅行を予定している方は、各航空会社や旅行代理店に問い合わせて見てください。