昨日行われた米大統領選挙で、バラク・オバマ氏が当選を果たした。アメリカ発の黒人大統領となる。また、クリントン政権以来の民主党政権となる。共和党のマケイン氏は大差をつけられ、敗北宣言と同時にオバマ氏への祝福の言葉を述べた。

 今回の大統領選は、オバマ氏の経済政策アピールと低所得者や弱者への政策アピールが功を奏した。共和党の政策との違いにも具体性を示し、共和党が有利だった州もオバマ氏が制した。一方共和党は、8年続いたブッシュ政権の失墜によるイメージダウンは避けられず、その不安がマケイン氏に重なってしまったようだ。47歳の若き黒人大統領の誕生に、欧州だけではなく、世界中が関心を示している。