欧州の空港はストでますます混乱

ルフトハンザのストライキ

ドイツのルフトハンザは、ストライキの影響で27日にミュンヘンとフランクフルトの発着便のほぼ全てを欠航としました。欧州は夏の休暇シーズン真っ盛りで、コロナ対策も解除されたため、多くの人がホリデーに出る時期です。

しかも、コロナ禍の大量リストラにより、スタッフの不足もあり、激増する旅行者に対応できずにいますが、そうした状況もお構いなしにストライキを決行してしまうので、利用者はたまったものではありません。労働者が忖度しないという点では、いいのかも知れませんが、こうした時期だからこそ、ストライキをして要求を通すということも労働者の権利なのかも知れません。

日本便も影響

当然、ミュンヘンとフランクフルト空港は、欧州のハブ空港として最大です。日本からも経由地として利用する人も多く、夏休みの帰国や欧州へ戻る人に影響が出ています。

1日でもこうした欠航が出るとその後にずれ込み、他のフライトにも影響が出るため、この時期に移動する人にはなかなか大変です。

行動制限はない日本

日本では、コロナの第7波と連日報道されて、新幹線の乗車率も夏休みに入ったばかりですが、6割程度の日もあるそうです。移動や行動制限はしていないですが、帰郷するのを延期したり、外出を控えたりする傾向があるようです。PCR検査ができる会場も増やしているようですが、中には関係ない体調不良の人もいるようで、症状がひどくない人は、できる限り自宅で安静にし、抗原検査キットなどを使って確認するようにお願いをしています。

コロナではないのに、検査会場で感染してしまう恐れもあるわけで、無駄な外出を控える意味はあるのかなと思います。しかしながら、メディアの報道は、煽るような印象もあり、多くの人が自主的に行動制限をしても不思議ではないです。

お盆の移動にも影響

このままいけば、お盆の頃には新規感染者がますます増えるような印象ですが、海外へ旅行するとなると、帰国便に乗るためのPCR検査、コロナ陰性証明もまだ必要なので、空港の状況とストライキなどの影響で、ますます混乱を極めそうです。

これから休暇に行かれる方は、フライトの状況をこまめにチェックしておくといいかも知れません。フライトの変更があれば、メールでの通知もあるはずなので、ジャンクメールなど見逃さないようにしておくと良いでしょう。