本の紹介「石狩川を見にいって」

石狩川を見にいって

チューリッヒの芸術大学の演劇学部で、長い間教授としてムーブメントの教鞭をとっていらした松田扶美さんから、御著書出版のお知らせです。

この『石狩川を見にいって』はチューリッヒで暮らす40代の市電窓口勤務のシングルマザーと定年間近の未亡人の舞台衣装家の二人の日本人女性を描いたフィクション小説です。
この世代の違う二人は、ベルリンのテーゲル空港で初めて出会い数時間を共にし、再会することのない気安さから自分の愛や失敗について語り明かし、それぞれ将来の希望に思いを託すことになります。
石狩川や、オーダー川、広瀬川だけでなく、チューリッヒのNiederdorfやGraubündenも舞台にしました。
表紙には宮本博美さんの写真を使わせていただきました。本の装丁は佐々木真愉子さんが引き受けてくださいました。

この本を購読ご希望の方は、メール(fumi.matsuda(at)vtxmail.ch)で申し込めます。
送料込み10フラン。
IBAN 978-4-8328-2203-0 C0093
松田扶美