CVPがインフルエンサーを取り込む

先日、ドイツのある政治政党が、Youtuberの流した動画のせいで選挙に負けたという記事を書いた。
今度はそれを逆手にとって、スイスの政治政党CVPが、約320名のインフルエンサーを招待し、積極的に政党の政策や思想をSNSで拡散する様促した。
いよいよ、政治の世界もSNSやインフルエンサーと呼ばれる若い世代の力を借りる事になった様だ。
メディアの専門家は、こうした取り組みについて、今度の選挙までに大きな成果が得られるのではないかと考えている様だ。
別の政党は、電話による勧誘、また別の政党は1軒1軒家を訪ねて挨拶回りをする従来的な方法で、支持者の確保を試みているが、SNSは拡散スピードと規模が格段に違うため、影響に差が出るのは必至だ。
ただし、その影響が悪い方向に流れた場合も、あっという間に拡散されるため、ある意味賭けの部分もあるとみている。特にスキャンダルの様なニュースは、あっという間に広がる。

経済活動における、SNSの利用は既に基本中の基本であるだけに、政治への関心を高めるためにも、避けては通れない一つの方法かもしれない。
次の選挙や国民投票までに、どの様な影響が出るか少し楽しみではある。