ドイツはロックダウン延長?スイスはレストランのロックダウン延長?

ドイツは今週末までのロックダウン予定が

12月に出されたドイツでのロックダウンは、1月10日までとなっておりますが、どうやら延長がされそうです。明日火曜日には、発表があるそうですが、1月の末まで延長という報道がスイスでもされています。

一方で、スイスは、現在レストランがロックダウンですがこれを2月の末まで延長するかもしれないという話が出ています。これも近日中に発表があるでしょう。年が明けて、コロナワクチンの接種が徐々に進む中、1月はまだまだ感染拡大が懸念される時期で、警戒するのは当然かもしれません。

昨年末、ドイツのロックダウンが出た際も、事業を営むドイツ在住のオーナーに話を聞きましたが、おそらく延長されるだろうと、長期戦を覚悟している様子でしたので、その予想通りになりそうな感じです。

ワクチンは予約でいっぱい

ワクチンの確保は十分できているはずのスイスですが、そのワクチンが届くのがこのペースだと遅いという風にみられています。おそらく予約が予想以上に殺到したので、遅く感じるのかもしれませんが、他国では、例えばイスラエルはスイス以上の数をすでに供給しているため、なぜスイスはそれができないか?という疑問を持つ専門家もいます。

しかし、ワクチンの有効期間が短いと2回目を接種する必要もあるため、少し遅れて接種しても健康な方であれば大丈夫ではないかと思います。まずは高齢者とリスクのあるグループ、医療従事者、それから一般の国民という感じですので、これはどこの国でも優先順位は似ていると思います。

足並みを合わせる必要はあるか

隣国の対応には、注意を払っているスイスですが、実際に足並みを揃えてドイツのようなロックダウンは実施していません。オーストリアがドイツに近い対応をしている中で、人の行き来が24時間ルールで可能であるスイスに警戒を示しているのは当然です。特にスキーリゾートは、多くのカントンでも営業しているので、他国からの入国、またはスイス人が国外に行くことも可能なわけです。

どこまでの規制が適当なのか、どの規制強化が正しいのかはわかりません。しかし、この冬が終わるまでに更なる追加措置は、スイスでも十分あり得ますので、各事業者や会社、学校など、昨年のロックダウンの準備をしていた方がいいかもしれません。まずは感染拡大を最小限位に食い止めて行くこと、病院が逼迫しない状況にすることが優先です。

昨年経験したことをどっしりと構えて準備すれば良いと思い人々が行動を制限すれば、スムーズにロックダウンにも入れるでしょう。スイス政府としても、安易にロックダウンを勧めるわけではありませんので、コロナウィルスを抑え込むために必要な措置を適切にとってほしいと思います。ロックダウンすれば、事業者にとっては経済的損失が出て良くありませんが、感染者が増えて死者も増えるでしょう。今は一人一人が行動を考える時期なのかなと感じます。