現在Kleinhuningenまで運行しているバーゼルのトラム8番が、お隣ドイツの街Weil am Rhein駅まで運行路線を延長する。これにより、2,8km伸びる事になり、バーゼル市民にとっては国境際にあるRheinCenterなどのショッピングセンターが更に近くなる。

 延長工事の費用負担については、トータルで約2200万フランで、Baden-Wurttembergが1500万フラン、Lorrachが100万フラン、バーゼル交通局が100万フラン、残る500万フランをWeil am Rheinが負担する。

 バーゼルには越境して働きに来るドイツ人も多く、今までバスとトラムを乗り継いでバーゼル市に入ってきていた労働者にとっては朗報だ。バーゼル市民にとっても大型ショッピングセンター等へ乗り換えなしで行ける事になる。また、Weil am Rheinはフランスとの国境も近いため、フランスからの利用客も見込める事になる。

 延長路線の工事着工は今年中に計画されており、完成は2012年を予定している。