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今シーズンのスキーは?

今年初めのスキー場閉鎖

今年の初めにコロナウィルスが蔓延し、3月のスキーシーズンの途中でほとんどのスキー場が閉鎖となりました。ちょうど2月の終わりから3月の初旬にヴァリスのスキーリゾートに滞在していた我が家は、ギリギリ休暇を楽しむことができましたが、その翌週には閉鎖になりました。スキー場はどこも大打撃を受けて、雪だけが残りました。
今思い出せば、スキー休暇に来ていながら、毎日のコロナ関係のニュースを気にしつつ、春に予定していた日本行きのフライトをキャンセルする電話をスキー休暇からしていたのを覚えています。すでに日本はパンデミック状態だったので、多くのフライトがキャンセルになりました。

ファスナハトも中止に

その後、スイス最大のバーゼルファスナハトも中止が決定し、それ以前に開催された郊外の小さなファスナハトだけが運よく実施されましたが、その人ごみにもコロナウィルスの感染者がいたのだろうなと思います。ファスナハトの中止で落胆している暇もなく、ロックダウンになります。

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スキー場のゴンドラは密に

スキー休暇に話を戻しますが、やはり大きいスキー場では、ゴンドラがないと山の上の方まで行けません。今シーズンはまだ営業していないところがほとんどですが、当然ゴンドラ内は密な状態になり、マスクをしていても安心できません。そうなると、ひと家族ごとにゴンドラに乗ることは可能かもしれませんが、次の人が乗るには毎回消毒しなければいけないということになれば、スタッフの負担も相当なものになりますし、営業に支障が出ます。そして、スキー場内でコロナウィルスの陽性者が出れば、たちまち閉鎖になることも考えられます。

リフトだけのスキー場もある

ゴンドラのない、リフトだけのスキー場もありますが、人が殺到すればレストランは蜜状態でしょう。天気が良ければ外で食事ができるかもしれませんが、完全にリスクを回避しようと思うと難しいかもしれません。ただ、リフトだけのスキー場なら、食事を持参して外でピクニックをすれば十分楽しめそうな気もします。スキーでは手袋もしていますし、ゴーグルもしている人も多いです。いずれもどの程度混んでいるかにもよりますが、できるだけ楽しみを奪われたくない気持ちは皆同じでしょう。

ロックダウン時期にも森は散歩の人で溢れましたから、スキー場も人でいっぱいになるかもしれません。行き場を失ったスイス人が冬をどう過ごすのか、というのも少々大げさですが、そろそろ制限された生活に嫌気がさしているこの頃です。クリスマスが近くなると今年の街はどんな雰囲気になるのか、少し気になります。

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