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ワクチンは強制されるべきものではない

医療関係者のワクチン

コロナウィルスのワクチンが、来年から一般的にも受けれるように現在準備がなされていますが、医療関係者はワクチンを受けるべきという声が出て批判が出ました。医療や介護の現場では、常に人と接するので、通常のインフルエンザワクチンを接種する人も多いと聞きますが、実際にはある老人ホームの介護従事者で、たった25%ほどしかインフルエンザ予防接種をしていないということでした。逆に施設の入居者は、今年は7割近くの人が予防接種を受けたということで、例年よりも多い数字です。

個人の選択

ワクチンの接種は、個人の選択によるもので、強制されるべきではないという意見が多く、ワクチン嫌いなスイス人なら納得できます。スイス政府もコロナウィルスのワクチンを予約していますが、実際にすすんでワクチンを受けようとするスイス人がどの程度いるかはわかりません。副作用などがやはりネックになっていると思います。
そのワクチン嫌いなスイス人でも、今年は通常のインフルエンザワクチンを接種した人が多く、すでに在庫がないという状態になりました。持病を抱える人や高齢者は、コロナウィルスとインフルエンザ、そして持病の悪化を懸念して、早めに摂取した人が多いようです。

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来年のオリンピックに出場選手は強制接種?

来年に延期された東京オリンピックですが、出場する選手はコロナワクチンの接種を強制にするというような話も出ています。オリンピック自体、開催できるのかもまだわかりませんが、春夏にコロナワクチンが十分に確保されている状態であれば、出場選手は接種をするべきと言う話をした日本の菅首相とオリンピック協会の会長バッハ氏。来年のコロナの状況次第では、選手が出場を辞退してもおかしくないので、ワクチン強制となるとますます出場辞退する人が増えてもおかしくはありません。

来年の終わりにはコロナ終息予想

コロナウィルスワクチンの開発者が、来年の終わりにはパンデミックもおさまり、通常の生活に戻れるだろうと予想をしています。スイスも先週1日の感染者数が1万人を超えた日が2回ありましたが、現在は少し下がっています。欧州では10万人あたりの陽性の割合が、第4位と言うスイス。それでもロックダウンをしていない状況に、周辺国には少し警戒もされていました。
これからクリスマスに向けて、また人が集まる傾向にある中、どのように冬を越せばいいのか、政府の指針だけはなく、個人が意識して気をつけるべきことも多いでしょう。

ワクチンが普及し、開発者の発言した来年の終わりに終息という予想よりも、より早い終息を願いたいものです。

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