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友人たちとスカイプでアペロ

スカイプも複数でビデオ通話可能

今年はコロナウィルスの影響で、ZOOMなどのオンライン会議やチャットが浸透した年でもあります。スカイプも複数でのチャットやビデオ通話が可能になっていて、すでにこのサイトでも紹介したと思います。週末にまた友人たちとスカイプアペロと題して、各家族が自宅のリビングでアペロを用意して乾杯し、近況を話し合いました。

多くの人は人とのコンタクトを求めているというデータが出ていますが、まあ、データを取るまでもなく、人との接触を制限されればそうなってくるでしょう。特にスイスを始め、欧州では、挨拶の際に握手をしたり、頰を合わせるチークキスをするので、接触が多いです。ちなみにスイス人は3回しますが、ドイツ人は2回、アメリカ人は1回の人も多いようで。この回数の違いはわかりませんが一度調べてみたいです。ただ、今は日本的スタイルのお辞儀がいいのかもしれません。

友人たちの近況も様々

友人たちとは、春や夏にもスカイプでミーティングをしていますが、この秋に実は会う予定をしていました。しかし、風邪をひいたりコロナに感染した友人も出ました。友人の兄弟はそのコロナで亡くなってしまうという悲しいこともありましたので、当然集まりはキャンセルに。そこで、スカイプアペロとなったわけです。

やはり大変だなと思ったのは、家族にコロナ陽性者がでてしまうと、隔離が難しく、子供もいる場合は学校のクラスが学級閉鎖になることも多いようで、周囲に迷惑がかかります。友人の場合は、幸か不幸か、出張中のベルリンで感染が発覚し、そのままホテルで自主待機だったので、同じ家の中の家族には感染しませんでした。ただ出張先での感染ということもあり、本人はさぞかし心細かったと思います。このように、家族に感染者が出ると、生活に支障が出ます。自宅内で完全位隔離できるような環境の人は少ないと思いますし、誰かが食事なども用意しないといけません。重症でない限り、入院もしませんので、その辺が厄介なところです。さらには職場や学校への報告と自主待機や接触した人もPCR検査を受けたりと、周囲に影響が出ます。

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身内が亡くなると、しばらくは各種手続きで忙殺される

これは、自身も経験していますが、特に親が亡くなり、自宅の整理をしなければいけない場合は、役所から保険、各種契約していたサービスの解約などを身内が行うことになり、ものすごくエネルギーを要します。突然亡くなった場合はなおさらです。しかし、事前に準備していても作業的には大変さは変わりありません。

亡くなった人の解約作業を代行するのは、大方子供達ですが、それも死亡証明書がないとできない銀行口座の手続きなどもあり、時間がかかります。また、子供達が知らないサービスの契約もあるでしょう。そうしたものを探すために、家中のファイルや請求書を調べて、各会社に確認作業をしますが、この作業だけでも相当時間を取られます。

遺産相続は注意が必要

こうしたことを少し楽にするために、生前に準備をしておく人も多いです。また、よく心配されることとして、遺産を相続した場合に、借金がないかも重要な点です。相続を受諾した時点で故人に借金がある場合は、それも引き継いでしまうわけで、あらかじめそうしたことがわかっている人は、たとえ身内であっても、遺産を相続しないという選択をしている人もいます。

審査期間に依頼も可能

また、借金がないか審査に出せることもあるようで、そうした機関に依頼して全てクリアにした状態で、相続手続きを進めるという方法もあるようです。実際に経験はないので、どのように調べるのか、審査するのかはわかりませんが、弁護士などに相談すれば紹介してくれるようです。

生前贈与

土地や不動産など個人の所有していた資産は、法定相続人として、まず子供達が相続人となりますが、この辺も生前贈与していた場合など、全てチェックが入ります。例えば長男には家を建てる際の頭金を、生前贈与として渡したが、家庭を持たない次男にはまだ何も渡していないなど、きちんと相続した分として計算されます。TVドラマや映画でもよく見る、相続人の争いは、スイスでも多いようです。そうならないためにも生前にクリアにしておくことも大切ですし、家族とのコンタクトも重要です。

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クリスマスに向け家族との接触を迷う人たち

スカイプアペロから話がそれましたが、今年のクリスマスはスカイプでお祝いする、なんてこともありえるでしょう。それはそれで寂しいことですが、やはり高齢の両親と子供達や孫達との接触を気にする人もいます。高齢者の中には、もう十分生きたから関係ない!なんていう人もいますが、仮に子供や孫がコロナウィルスをうつしてしまったら、何ともいたたまれません。

そうなるとやはり大人数での集まりは気をつけないといけなくなります。年末は特に寒く暗い季節で、孤独を感じる人も多いわけで、いつも以上に人との接触が求められる季節です。我が家も毎年友人家族と大人数で祝ったりしますが、今年は難しそうです。

年末に向け、コロナウィルスに感染推移がどうなって行くのか、有効なコロナワクチンのニュースも出てきていますが、この冬を乗り越え明るい2021年になることを祈りたいです。

 

 

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