秋のフライトの返金がまだない

フライトが消滅しキャンセルしたものの

 今年の春に帰国予定だったフライトはコロナでキャンセルとなり、秋休みに振り替えましたが、大打撃を受けた航空会社は、運行便が大幅に減らされて、自分のフライトも消滅しました。帰国できるのかもわからない状態でしたので、今回は振替便は申し込まずに、オンラインでキャンセルを申請しました。ただ、確認メールが来ずに、しばらく放っておいたのですが、9月に入り電話で確認すると、キャンセルの申し込みがされていないとのこと。その場で、再度申請して、ようやくキャンセル受付のメールが来ました。
 それから、8週間経ちますが、まだ返金はありません。コロナ禍とはいえ、航空会社の都合でフライトが無くなったのですから、どうしようもないのですが、先週電話をしてみると、返金手続きの催促を出しますとの事。現在は、どこの航空会社も大変な状況でしょう。なので、あまり文句は言えませんが、3ヶ月くらいかかるという声もあり、しばらく辛抱です。

日本は今でも自主待機14日間

 日本へは帰ろうと思えば帰れます。実際にスイスから帰った人もいるので帰国自体は不可能ではありません。しかし、抗体検査をして、陰性であっても自宅待機という風になっており、非常に厳しいです。2週間の休みで2週間家にいても帰国した意味はありません。そもそも、実家に帰る場合は、両親がいたりしてリスクのある年代です。兄弟や友人の家に行くにも家族がいます。
自主待機中は、食料の買い出しなどで外出するのは良いようですが、公共交通機関は利用できませんし、どこにもいけません。帰国した際に仮に陽性だったとすれば、実家にも帰れなくなります。
この自主待機が解除されないことには、帰国すらできません。解除してまたコロナ陽性が増加すれば、また同じ措置をとると思いますし、予定が立ちません。

夏の間に招待されていた誕生日会や集まりも全てキャンセルに

 夏にはコロナ感染者数も落ち着きを見せ、友人と集まったり出かけたりした人も多いです。さらに夏と秋の休暇では、国内でも人が大きく動きました。マスク着用義務もなく、一旦平常通りのように思えたくらいです。その間に、秋から冬にかけ、パーティをするとか集まりを計画する知らせがいくつかありましたが、全てキャンセルになりました。また、この状況で、すでにチケットを買ってあったイベントもなかなか来年のスケジュールが出せないようです。下手をすると興行主が倒産して返金もされないかもしれません。

 他の欧州国に比べ、比較的経済状況が良かったスイスでもやはりこの状況は厳しいものがあります。経済規模が大きかった分、ダメージも大きいでしょう。一般家庭においても、回収できないかもしれないお金があります。こうした小さなダメージがジワリと出てくるのは避けられませんが、医療も経済もなんとか持ちこたえて回復してほしいものです。
 この冬を乗り切って、世界的にコロナウィルス感染拡大が収束することを祈りたいと思います。