スイス人は肉を食べすぎ

先日、スイス人は政府の推奨する食肉の消費量より、男性で4倍、女性で2倍の消費をしていると発表された。
政府推奨の1週間あたりの消費量は、240gで、男性は980g、女性は570gを消費しており、はるかに上回った。

大きな会社の食堂では、やはり肉のメニューが多く、それを選ぶ人も多い。大企業の食堂で食事すると太ると誰もがいう。
また、スイス人の家に招かれた場合、季節にもよるが、春から夏にかけては、ほとんどがBBQ。ソーセージとステーキを両方食べることも多い。
自身は10年以上スイスに住んでいるが、スイス人の家に招かれて、手料理を振舞ってもらった割合は数えるほどしかない。ほとんどBBQだからだ。
10年以上付き合いがある家族でも、普段どんなものを料理して食べているのか全く不明なことも珍しくない。

また、冬はチーズフォンデュやラクレットといった高カロリーのものも多く、これもまた家でいただく場合は、ほとんど料理とは言えない。
とにかく、スイス人が肉が好きなのは日頃から感じていたので、この結果にはさほど驚かないが、肉というよりはカロリーが非常に高い食生活を送っているのだと思う。
これに加えて、チョコレートの消費量も年間12kgという何年か前の調査結果があるが、これも加えると本当に高カロリーだと言える。
それでも、世界の長寿の国にランクインするのは、医療や製薬業が盛んだからなのか、なんとも皮肉な結果にも思える。