1月6日の今日は、「聖なる3人の王様の日」。東の国からやってきた、西欧人、アジア人、アフリカ人の3人の魔術師がやってきたと言う話。彼らはある星を追って旅をしていたところ、ベツレヘムにたどり着いた。そこで、マリアとその赤ん坊に会い、赤ん坊を新しい王様とした。その赤ん坊とは、もちろんイエス・キリストのことである。
この日スイスでは全国祭日ではないが、カトリック系の州はお休み。習慣としては、子どもたちが灯りを手にし、家々を回り、歌を歌ってお菓子などをもらう。
また、パン屋やスーパーなどでは、王冠の形をかたどったDrei Königeのパンが売られ、そのパンの中に王様の人形が入っており、子どもたちがそれを見つけて楽しむ。昔は現在のようなプラスチックの人形ではなく、陶器の王様の人形を入れていたパン屋などもあったそうだ。
日本ではクリスマス以外は、ほとんど馴染みのないキリスト教の習慣だが、欧州の文化に触れる良い機会ではある。