日本へ荷物を送る(国際郵便)
クリスマスに限らず、日本へ荷物を送ることはありますが、国際郵便は、年々送料が高くなっている気がします。実際に今年からスイスの郵便料金も値上げされました。
特に現在は、ロシアとウクライナの戦争のため、空路が限定されています。そのため、通常の配送スケジュールより時間がかかっているという注意がスイス郵便のサイトでもされています。
お隣の国はどうでしょうか?
ドイツポストも値上がり
ドイツやフランス国境に住んでいる人は、買い物ついでに隣国の郵便局から荷物を送った人もいるかと思います。
実際、送料の差はあるので、重いものや大きいものを送る場合は、特かもしれません。しかし、最近では500g程度の小包に関してはそうでもなくなり、逆にスイスより高くなる場合もあります。
実際、昨年小包をドイツから送った際は、数十グラムの差で、結構な料金を取られました。
予め調べておけば、予想はできますが、何も考えずに荷物を送ると損をします。
料金よりも早さ
ドイツから送るメリットは、日本まで配送にかかる日数が短いことがあげられます。実際、何年もスイスポストとドイツポストを利用していますが、ドイツから送った場合は陸路でフランクフルトまで運ばれ、日本への直行便に荷物が乗せられるため、スイスから送るよりは断然早かった記憶があります。随分前ですが、スタンダードで送ったの荷物が3日で着いたことがあり驚きました。おそらく、運良く日本行きの便に荷物が乗ったと思われます。
もちろん、現在はロシアの戦争のために、そうは行かなくなっていますが、郵便の経由地が一つ増えればそれだけ時間がかかります。料金も魅力ですが、わざわざ隣国から送る人はその早さもメリットと捉えている様です。
オンラインで予め登録、内容物の詳細
ここ最近は、前述の空路の制限に加えて、オンラインにて予め登録してくださいと言われることが多くなりました。一見便利な様で、利用者にとっては、結構面倒な作業です。
パソコンに向かって、送付先の住所から内容物の重量、価値、個数など、かなり細かく書かなければなりません。
チョコレートが一つか二つならまだいいですが、子供用に細かな商品をたくさん入れると、その入力作業も全て利用者側の作業です。
最後には、プリントアウトして、バーコードの書類も一緒に持って行きます。自分の控えと郵便局の控えです。これも利用者が準備することになります。
ただし、登録作業料を払えば、郵便局の受付で対応してくれる様です。同じ作業を郵便局員がするだけですが、その分高くつき、時間もかかります。
内容物のチェックが厳しくなった
この背景には、荷物の内容物のチェックが厳しくなったこともある様です。書き忘れた商品が一つあっただけで、戻ってきてしまったとか、紅茶(ティーバッグ)を入れたら、送付禁止の商品だとして戻ってきたとか、昔はあまり細かなことも言われませんでしたが、チェックが厳しくなっている様です。
改めて、何を送っていいのか、ダメなのかをチェックする必要もありそうです。規定が変わってしまった国も結構ある様ですので、ご注意ください。
こうしてみると、ちょっとしたチョコレートを送る場合、内容物よりも送料の方が高くなってしまうことが多いでしょう。
送料に加えて、内容物によっては関税も発生します。
飛行機の燃料も高くなっているため、そこは仕方ないでしょう。誰かが喜んでくれると思えば、無事届けてくれるだけで満足です。
また、スイスと日本の間では、こうした荷物のトラブルは少ない気がします。
もちろん、紛失や手違いで返送されたり、中身の破損などのケースはあります。
ただし、他国に比べ、割合としては少ない方だと思います。
日本から来る荷物も通常通り
コロナウィルス感染拡大の影響で、一時はこうした貨物もずいぶん遅れていたのですが、最近来た日本からの荷物は、通常の配送スケジュールで問題なく届いていました。
日本郵便も同様に、予めオンラインで発送の準備を登録し、プリントアウトして郵便局に持っていく様です。
問題は、内容物の翻訳も書かなければいけないことで、一応翻訳のリストがあるそうですが、その訳にはちょっとおかしなものもある様です。
実際届いた荷物の内容物の翻訳のなかに、「名詞」ではなく「動詞」で書かれていたものもありました。
例えば、調味料類や欧州にないものの場合、訳も難しくなるでしょう。
日本特有の便利グッズなども、どう訳せばいいのかわからないものもあります。
とにかく、配送の事情は同じで、内容のチェックも厳しくなっているようですので、日本の家族に発送を頼む場合は、内容物の英訳もチェックしてあげると良いかもしれません。