サイトアイコン swisswondernet.com

登校を再開したクラス

陰性証明できた生徒から登校開始

先週から始まったスイスの学校ですが、初日から陽性者が出たクラスも多く、一斉に各人のPCR検査となりました。陰性証明が取れた生徒から担任にメールで証明書を送り、翌日からの登校を許可されています。ただ、風邪の生徒もいてまだ全員揃っていないクラスもあるそうです。

問題はコロナ陽性だった生徒ですが、授業が再開しても10日間の隔離なので、遠隔授業になるはずが、先生によっては遠隔のことを忘れていたり準備していなかったりして、十分に遠隔で授業が受けれてない生徒も多いようです。ほとんどの生徒が学校にきているので、先生も忘れてしまい、後から課題をメールで送ったりという状態だそうです。

10万人あたりの感染者が多いスイス

EU域内では、ドイツやフランスなどがかなりの感染者を出しています。確かに数字だけ見ればものすごい数なんですが、10万人当たりの感染率をみると、スイスも負けじと高いわけです。少し前には10万人あたりの感染率がスイスは第4位になっていたこともあります。

もはや毎日の感染者数を見る意味もなく、基礎疾患のある人の感染防止と救急病院の逼迫した状況に注視するべきだと思うのですが、なぜここまで広がってしまうのか?日本のように島国ではないので、水際対策の難しさもありますが、習慣の違いも散々言われてきたように一つの要因である気がしてなりません。

つまり、ワクチンを2回打った人が、感染はしないと思い込み、マスクをしないで行動する。

もしくは、感染しても症状は軽いだろうという思い込みで感染防止を怠っている。スイス人と話しているとそう感じる時があります。

飲食店でのワクチンパス提示

ワクチンパス提示についても、何度か自身の経験を含めて書きましたが、提示を求められない飲食店も多く、店内ではワクチンを接種した人たちが当然マスクを外して食事をします。食事が終わっても、マスクをしません。こうした光景は相変わらず多いわけです。

もっと驚いたのが、あるTVの取材で、レストランの厨房が映し出されていました。そこには何人もの料理人の人がいたのですが、全員マスクをしていませんでした。味見とかもあると思いますが、コロナ禍でなくとも、ある程度衛生環境に気を配ったレストランのキッチンでは、マスクや帽子はしているものと思っていましたが、このコロナが蔓延する状況で、料理を作る側がマスクをしていないのには驚きました。客側からは見えない厨房ですので、結構多いのではないかと思います。

もちろん、マスクで全て防げるわけではないですし、手洗いも重要なことです。外出先から戻って、手を洗わない人も実は多い欧州。ちょっとした習慣の違いで、防げるものも防げていない気がしてなりません。

まだまだ欧州のパンデミックは終わりが見えません。

 

 

 

モバイルバージョンを終了