クレジットカードの決済の注意点(欧州を車で旅行したい方に)

ガソリンスタンドでカード支払い

先日、休みを利用して車でフランスへ遠出をした際に、高速道路にあるガソリンスタンドに立ち寄りました。スイスでは、いつも給油を先にして、スタンドにある店内でデビットカードなどで支払いをします。フランスでは現金はもちろんですが、クレジットカードで決済をすることが多くなります。すでに何度かクレジットカードでの支払いは経験していたので、同じようにカードを認証してから給油をしようとしましたが、2度ほどうまくカードが認証できず?3度目にやっと通常の画面が出て、PINを入れて給油できました。

覚えのない決済がリストに

翌日オンライン決済を確認してみると、給油した36ユーロほどの金額とともに、150ユーロが決済予定のリストにあります。同じガソリンスタンドの名前ですが、150ユーロも給油した覚えはありません。以前イタリアで起きたトラブルですが、カードを認証してから、給油タンクのステーション番号を入力するというシステムで、反対側にいた人が自分のカードで給油してしまったことがあります。その時は、その人もおかしいと気がついて、現金で自分にお金を払ってくれましたが、逃げられてもわかりません。もしかして、そうしたことが起きたのかと思いましたが、きっちり150ユーロというのも変だなと思い、念のためカード会社に電話するとその理由がわかりました。

デポジットを取るガソリンスタンド

スイスでは、主にデビットカードで支払うので、あまり経験がないのですが、フランスやドイツのEU圏のガソリンスタンドでは、完全セルフの場合、客のカードの支払い可能額がわからないので、こうしたデポジットを取ることがあるそうです。それも毎回ではないので、知らない分、余計不振に思いました。ちなみに1週間以内にこの額のデポジットは戻されるそうです。

もしかして、スキミングされてしまったのかと思い、カードの暗証番号の新規発行をしましたが、便利な反面どこでもかざして決済ができるのも少し怖いかなと思いました。

フランスの高速道路でもコンタクトレス決済

スイスから近場のフランスであれば、有料の区間は少ないのですが、100kmほど走るといわゆる料金所に出くわします。日本の高速道路と同じような感じですが、人がいることは稀です。通常はチケットをとって、自分が降りる目的地周辺の出口で支払いますが、ここで、現金で支払いレーン、カードの出払いレーン、両方可能のレーン、年間パスのレーンとわかれています。しかし最初はどこに行ったらいいのか分からず、なるべく現金のマークがあるレーンに行きました。そのうち、カード決済のレーンがスムーズに行くことに気がつき、コンタクトレスで決済をしていました。

スイスでは、年間40フランの高速道路のチケットを買って、車のフロントガラスに貼り付ければ何処へでも走れるので便利です。物価の高いスイスとしてもこの金額は安いと思います。そのため、特別なルート以外、料金所はありません。

フランスでは、100km毎に9ユーロほどの料金が設定されているようで、遠くに行けば行くほど高くなります。もちろん無料の区間や高速道路を避けて走れば料金はかからないのですが、広いフランスでは時間がかかります。長い区間を走る場合、あくまで自身の経験ですが、例えば無料区間も含めて、500kmほど走ると30から40ユーロほどかかります。短い区間は3ユーロ程度の場合もありますが、どのルートを走るかによってもちろん変わります。

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