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コロナワクチン2回接種でも感染

コロナワクチンを早めに打った高齢者

コロナワクチンの接種開始からしばらく経ちますが、今年の1月、2月の間に、2回のコロナワクチン接種が完了した高齢者の人が変異型のデルタ株に感染したと知人から聞きました。コロナワクチンの効果は、ワクチンパスに記載されているように1年となっていますが、100%の感染予防はできないことは周知の事実です。

そして、日にちが経つにつれ、その効果は薄れていくのも当然ですが、接種完了から半年で感染してしまったケースが身近で起きていますので、改めて注意が必要だなと思っています。幸い、コロナワクチンのおかげで、その方は軽症だそうですが、まだワクチンすら接種していない若い世代への感染を防いでほしいと思います。

子供への感染が増加

現在の変異株は、感染力が強く低年齢の子供への感染も報告されています。特に12歳以上16歳未満の世代では、ワクチン接種が可能でもあまり進んでいないのが事実。個人的な経験では、小児科医も積極的に勧めていなかったのが気になりました。その医師の方は普段、他のワクチンに関しては、完全なワクチン推奨派として認識していたので、コロナワクチン接種を10代の若者にそれほど積極的に勧めていないのは、データ不足で判断が難しいこともあるでしょう。

次は:コロナワクチン接種3回目の話

コロナワクチン接種3回目の話

すでにイスラエルでは、3回目のワクチン接種が始まっているようですが、これに追随するように他の国でも検討が始まっています。スイスでは、まだそこまでではないようですが、製薬関係者の話では、抗体をより多く作るためには、3回目の接種は理論的には合っているそうです。ただ、それがこのコロナワクチンに関しては、良いのかはわからないということでした。つまり前述の医師と同じように、データが足りないということでしょう。通常であれば、まだ世に出ることのない段階で世界で接種開始されたコロナワクチンです。そういったところも含め、やはりこのワクチンに関しては例外なのだなと感じました。

スイスでは秋休みも人が動く

夏の休暇ほどではないにしろ、スイスでは学校の秋休みも長めで、海外に旅行する人も多い時期です。今年は、ワクチンも接種が済んで夏を楽しんだように、秋休みもどこかに出かける人はいるでしょう。ただし、気温も下がり感染が広がりやすい時期にもなります。夏よりも感染防止対策は厳しめになるでしょうし、各国の自主待機国リストも徐々に増えつつあります。

ワクチン接種の進んでいない10代の学生たちが、その後また学校に戻るわけですから、秋休みと年末の間に爆発的に感染者が増加しないか気がかりではあります。

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