Euroサッカーのパブリックビューイング

サッカー欧州選手権もいよいよ準決勝

 スイスの大健闘が目立った今回のサッカー欧州選手権ですが、いよいよ明日から準決勝で、日曜日には決勝戦が行われます。
11カ国に分かれた会場で、各刻の頃な感染防止対策規制に従った形での開催、観客の動員でしたが、国によってはかなりの蜜な状態がTV画面からも伺えました。

そんな中、スイスでも各地でパブリックビューイングが行われ、飲食のお店も出店していました。ほとんどの人が飲食をし、マスクは無し。対人距離も結構近いもので、コロナウィルスはどこへ?といった感じでした。
結局、すぐに帰ったのですが、ワクチンを打った人がほとんどだと思われ、この夏だけでもコロナウィルスは忘れたいという雰囲気でした。
一応外での開催は、椅子があれば(着席の状態)1000人までOKになっています。あの状態を見る限りでは、数百人程度と思われましたので、自治体の許可をとっていることもあり数自体は問題はなかったでしょう。

イギリスロンドンの決勝では、デルタ株の拡散を心配されている

現在確かに感染率も小康状態ですが、一番心配されているのは、ロンドンでの決勝戦。どのチームが勝っても負けても、試合後はおそらくスタジアムのみならず街中でも大騒ぎになるのではないかと見られています。
WHOも懸念を示しているのが、イギリスで確認されているデルタ株という強いウィルスで、これが若者の間で一気に拡散するのではないかと心配されています。スイスのローカルな小さな町でも、パブリックビューイングは密な状態でしたので、大都市での決勝戦となるとかなりの規模になるでしょう。
デルタ株は、ワクチン接種者の感染も確認されているということですので、気が抜けません。

ホリデーに行く人でPCR検査会場は渋滞

この夏は、近隣の欧州国へホリデーに出かける人も多いようで、夏休みの始まったカントンでは、滞在先の国に求められているPCR検査をするために長蛇の列になっているそうです。空港でも検査は可能ですが、そこで待たされて飛行機に乗れないなどの事態が発生したら困るので、事前(72時間前)に検査をする人が多いようです。
ワクチン2回接種者に関しては、国によってはPCR検査を課さない国もあります。

なお、外国からスイスに戻る際、現在のところ、ワクチン2回接種者と16歳以下の青年及び子供はPCR検査免除となっています。フランス国内では、今週7/7からPCR検査が有料になるそうで、常にその国の規制条件を見ておく必要があるでしょう。

無料検査キットは、ワクチン2回接種者は有料になります

薬局で受取りが可能だった、コロナの簡易テストセットは、毎月5セットまで無料で受け取ることができましたが、ワクチンを2回接種した人は今後は有料となります。
健康保険のカードを提示して検査キットがもらえますが、本来のテストキットの価格が、健康保険会社の明細に記載されていますので、今後はその価格を払うことになると思います。

夏休みになり、少し気が緩んでいますが、お店では依然としてマスクは着用、トラムやバスなど公共交通機関も同じです。海外へ行かれる方は、その国の条件やその国から帰国の際の入国条件などを常にチェックしておくと良いでしょう。この夏の動き次第で、秋以降の状況が変わってくると思いますので、一人一人の意識が大事になるでしょう。