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コロナワクチン16歳以上の申し込み始まる

コロナワクチンの申し込みオンライン受付

先週の金曜日3/12日から、いくつかのカントンでは、16歳以上の人のコロナワクチン接種の申し込みがオンラインで開始されました。コロナワクチンの接種では、イスラエルがいち早く取り組み報道されていますが、スイスも割と早い方ではないかなと思います。現在は、ファイザー/ビオンテック社とアストラゼネカ、モデルナ社のワクチンが入ってきていますが、実際接種となると、どの会社のものになるかはわかりません。

既に老人ホームなどでは、2回目の接種が済んでいることもあり、今回の16歳以上の人の申し込みが始まりましたが、実際に順番がいつになるかはわかりません。ただ、早めに申し込んでおいたほうが順番は早く回ってくると思われます。申し込むには、健康保険の番号が必要で、簡単なフォームに記入すれば、登録したメールか携帯SMSに受付完了のメールが来ます。あとは待つのみですが、実際に接種をする際は、別のフォームに記入した質問事項とワクチンの接種に関する承諾にサインをしたものをプリントアウトして持参するようです。お住まいのカントンの受付状況は下記リンクを参考にしてみてください。

コロナワクチンの各カントンの申し込み

PCR検査も無料

病院や介護施設の職員に加え、小中学校でも唾液によるPCR検査が実施されます。強制ではありませんが、低学年の子供達の親は、断る人も多いそうで、懐疑的な人とそうでない人との差はまだあるようです。イタリアでも多くの州で、再びロックダウンの状況になり、コロナ変異株の流行が始まっているようです。

これを受けて、一般の人でも毎週検査をすることができるように話が進んでいます。こちらも無料ということですので、スイス政府としては、感染状況の把握をしたいのとデータの収集をしたいという考えのようです。スイスの仏語圏では、25%の人が既に抗体をもっているということですので、感染したが無症状だった人が多いと思われます。コロナの終息は集団免疫の獲得で収まるということなので、ワクチンの普及を進めている段階です。

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毎年変化するウィルス

季節性インフルエンザウィルスと同じように、コロナウィルスも毎年変化していくわけで、その度に弱毒化し通常のウィルス扱いになっていくと思われますが、現在は、変異株の強毒性が警戒されていて、イギリス型を始め、南アフリカ、ブラジル、そしてフィリピン型の変異株も出て来ています。ウィルスが変化するのは、想定内だと思いますが、通常はワクチン開発に力を入れない製薬会社も、今回ばかりは国との協力により、自国での製造を考える国も多いようです。

飲食店の営業は再開されるのか?

今週発表がある、飲食店の営業再開についてですが、スイス政府も慎重になっているようでまだわかりません。報道では、屋外のテラス席をまず開放する案が出ています。室内はまだ早いということでしょうか。飲食店としても、テラス席を開放した場合も距離を取らねばなりませんし、お店の面積次第では、かなり制限された営業になると思われます。その状況で営業する意味があるのか、一部営業の場合の保証はどうなるのかなど、課題はまだ残ります。まずは、今週のスイス政府発表を待ちたいと思います。

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